マイホームを買いたいんだけど、新築や築浅の中古は高いなぁ...
将来的には子どもも欲しいから、返済がキツくなるのは困るなぁ...
最近、50年の住宅ローンもあるんだよね?
でも、そんなに長く働けるかわからないし、老後までお金の心配はしたくないから、マイホームは買わない方がいいのかぁ...
こんな疑問や悩みにこたえる記事です。
2023年8月3日の日本経済新聞で、こんなニュースがありました。
住信SBIネット銀行がネット銀行で初の、最長50年の住宅ローンを開始!
今までにも、一部の地方銀行でも50年の住宅ローンはあったのですが、ネット銀行や大手銀行ではなかったんですね。
50年ということで、今回の対象は20代の若い方です!
でも、50年って人生の半分以上よね…
老後までローンの返済...やばいね….
というお気持ちはムリもないですよね。
そこで、今回は50年の住宅ローンについてまとめました。
この記事でわかることは、下記のとおりです。
✓50年の住宅ローンのシミュレーション
✓50年の住宅ローンのメリット・デメリット
✓50年の住宅ローンで失敗しない対策3選
結論、50年の住宅ローンは上手く活用すればありです。
ただ、ある程度の知識がないと、致命的なリスクがあるのも事実です。
今回の記事を最後まで読んでいただければ、あなたの資産形成の選択肢の1つになるかもしれません。
マイホームを手にいれたあなたの未来は明るいからです!
マイホームを買う予定のない方も、金融リテラシーが上がるので、最後までぜひ読んでみてくださいね!
- 1. 50年の住宅ローンがついにネット銀行で開始!【ぶっちゃけやばい?失敗しない対策3選】
- 1.1. 住信SBIネット銀行の50年ローンってどんな商品?誰が対象?
- 1.2. その他の50年ローンについて【全国規模では住信SBIネット銀行とフラット50だけ】
- 2. 50年の住宅ローンのシミュレーション
- 2.1. 【要注意!!】マイホームを買うと他にも支払がたくさんある
- 3. 50年の住宅ローンのメリット
- 3.1. 毎月の返済額が下がる【マイホームの選択肢が増える】
- 3.2. 住宅ローンの審査に通りやすくなる
- 3.3. 団信に長く入れる
- 4. 50年の住宅ローンのデメリット
- 4.1. 総返済額が高くなる
- 4.2. 残債割れのリスクが高くなる
- 4.2.1. 【めちゃくちゃ大事!!】大前提で最悪マイホームを売ることまで考えておくべき
- 4.3. 定年後も返済することになるかもしれない
- 5. 50年の住宅ローンで失敗しない対策3選
- 5.1. 【最重要!!】買うなら資産価値の落ちないマンション
- 5.2. 35年ローンとの差額で資産形成をする
- 5.3. 稼ぐスキルを高める【副業からスタート】
- 6. まとめ(50年の住宅ローンがついにネット銀行で開始!【ぶっちゃけやばい?失敗しない対策3選】)
50年の住宅ローンがついにネット銀行で開始!【ぶっちゃけやばい?失敗しない対策3選】
概要だけカンタンにお伝えするので、まずはざっくり知るだけで大丈夫です!
✓住信SBIネット銀行の50年ローンってどんな商品?誰が対象?
✓その他の50年ローンについて【全国規模では住信SBIネット銀行とフラット50だけ】
順番にみていきますね。
住信SBIネット銀行の50年ローンってどんな商品?誰が対象?
下記が、金利と年齢についてです。
金利 | 35年よりも長く借りる場合は金利分が0.15%上乗せ |
年齢 | ・借入時の年齢が満18歳~65歳まで ・完済時の年齢が満80歳未満 ・50年フルで借りられるのは29歳まで |
下記は、具体的な金利です。
✓35年:0.32%
✓35年超~50年:0.47%
今の日本は超低金利なんで、めちゃくちゃ安いんです。
詳しく知りたい方は、【ネット銀行初】住信SBIネット銀行、住宅ローン借入期間 最長50年の取扱い開始
を読んでいただければ詳細がわかります。
その他の50年ローンについて【全国規模では住信SBIネット銀行とフラット50だけ】
2023年8月時点だとこんな感じです。
(※下記をクリックすると、公式サイトへジャンプできます)
住信SBIネット銀行とフラット50以外は、地方銀行です。
住宅ローンは種類も多く、素人には難しいですよね。
本気で検討したい方は、モゲチェックで比較するといいでしょう!
50年の住宅ローンのシミュレーション
具体的な数字を見ないとわからないなぁ....
と思われた方へ、実際のシミュレーションでもう少し掘り下げてみますね。
50年と35年でローンを組んだ場合で、前提は下記のとおり。
✓借入額 3,500万円
✓金利 0.47%(50年ローン) 0.32%(35年ローン)
✓返済方法 元利均等返済
元利均等返済とは
✓毎月のローンの返済額が一定の済方法
✓ローン開始の始めの頃は、利息の支払いが大きく元金が減りにくい
下記はシュレーションの結果です。
50年ローンは35年ローンに比べると
✓毎月の返済額は約25,000円安くなる
✓総返済額は約88万高くなる
毎月の返済額が約63,000円で、3,500万円のローンが組めるんです。
【要注意!!】マイホームを買うと他にも支払がたくさんある
毎月たった約63,000円で、3,500万円のマンションが買えるの?
と思われたなら、ご注意くださいね。
なぜなら理由は、下記のとおり。
✓購入時に、諸費用や税金がかかる
✓購入後は、住宅ローン以外にも毎月、管理費や修繕積立金がかかる
✓年に1回、固定資産税(都市計画税税)がかかる
この辺は、慎重に計算しておくべきです。
50年の住宅ローンのメリット
結論、主なメリットは下記の3点です。
✓毎月の返済額が下がる【マイホームの選択肢が増える】
✓住宅ローンの審査に通りやすくなる
✓団信に長く入れる
順番にみていきますね。
毎月の返済額が下がる【マイホームの選択肢が増える】
先ほどのシミュレーションのとおりで、毎月の返済額の差額は約25,000円です。
よく地下鉄に置いてるSUUMOのマンション特集なんかで、こんな感じで載ってますよね?
✓最上階15階
✓2LDK
✓3,530万円
頑張って手が届くんじゃないでしょうか?
住宅ローンの審査に通りやすくなる
なぜなら、返済比率が下がるからです。
返済比率の計算
返済比率(%) = 年間返済額 ÷年収×100
先ほどのシミュレーションでは、年収500万円の方が、下記の期間で住宅ローンを組むと
✓ローン50年
✓ローン35年
返済比率は下記のとおり。
✓50年ローン場合:15.2%
✓35年ローンの場合:21.1%
返済比率が低いほど、住宅ローンの審査には通りやすいんです。
団信に長く入れる
住宅ローンを長く借りる=団信に長く入れるということです。
団信とは
✓団体信用生命保険のことで、一般的に住宅ローンを借りると同時に加入する保険
✓返済中に死亡(高度障害状態)すると、ローンの残額が返済される
最近は、ガンと診断されると住宅ローンが完済できる商品なんかも出てます。
50年の住宅ローンのデメリット
結論、主なデメリットは下記の3点です。
✓総返済額が高くなる
✓残債割れのリスクが高まる
✓定年後も返済することになるかもしれない
順番にみていきますね。
総返済額が高くなる
結論、利息が増えるからですね。
先ほどのシミュレーションでは、総返済額の差は約88万円でした。
ただ、怖いのは今後の利息が上がった時ですね。
変動金利は、今のような超低金利の時代にはめちゃくちゃ有利!
ただ、もし金利が上がった場合は、金利変動のリスクがあります。
結果、シミュレーション以上に、総返済額が高くなる可能性もありです。
残債割れのリスクが高くなる
なぜなら、1年間に返済する金額が小さくなると、元本の減り方<資産価値の減り方の可能性があるので。
マイホームを買う時は、下記2つの意識がめちゃくちゃ大事なんです。
✓今のローン残高
✓自宅の評価額
今のローン残高<自宅の評価額なら、特に問題なく売れます。
問題は、今のローン残高>自宅の評価額の場合なんですね。
自己資金が必要になるなど、色々やっかいなんです。
【めちゃくちゃ大事!!】大前提で最悪マイホームを売ることまで考えておくべき
なぜなら、前述のとおり、将来に売れる選択肢をもっておきたいので。
具体的には、こんな場合にそなえてです。
✓転勤や転職で勤務地が変わる
✓子どもが生まれる
✓離婚する
だから、残債割れのリスクを避けたいのです。
定年後も返済することになるかもしれない
仮に20歳で50年ローンを組んでも、70歳まで払うわけです。
将来、下記が予想されてますよね。
✓超少子高齢化で年金額は下がる
✓物価が上がる
後述しますが、資産形成と稼ぐスキルを高めるなどで、対策するべきです。
50年の住宅ローンで失敗しない対策3選
結論、下記の3つです。
①【最重要!!】買うなら資産価値の落ちないマンション
②35年ローンとの差額で資産形成をする
③副業なり稼ぐスキルを高める
順番に解説しますね。
【最重要!!】買うなら資産価値の落ちないマンション
まずは、大前提で買うなら資産価値の落ちないマンションです。
近年の不動産価格は高騰していて、なかでもマンションの一強時代です。
出典 国土交通省による不動産価格指数(令和5年3月)
具体的には、下記を意識するといいかと。
✓都心の駅近【東京23区、大阪難波・梅田、名古屋栄などの都心の駅近】
✓50㎡~70㎡のマンション【需要が多く、かつ、住宅ローン控除の対象が50㎡以上だから】
✓築10年~20年ぐらいのマンション【値下がりリスクが低いから】
とにかく資産価値が最重要です!
35年ローンとの差額で資産形成をする
前述のように、1カ月約25,000円の差額ができます。
差額分はすべて、資産形成に回していきましょう。
具体的には、積立NISAでインデックス投資。
投資先は、最初はこのあたりで始めるのがいいかと。
✓S&P500に連動したインデックスファンド
✓米国全体に投資するインデックスファンド
✓全世界株式に投資するインデックスファンド
もちろん、余力があれば金額を増やすと、よりいいです!
稼ぐスキルを高める【副業からスタート】
最後に、稼ぐスキルを高めることです。
なぜなら、下記のリスクを下げられるので。
✓転勤【嫌なら、会社を辞めたらいい】
✓老後のお金の不安
✓金利が上がり、住宅ローンの返済額が増える
副業っていっても、何をしていいのかわからない....
と思うのは、僕もそうでした。大丈夫です!最初はそんなものです。
結論、何でも興味がありそうなことからでOKです!
具体的には
✓ブログ
✓動画編集
✓WEBライター
なんかは割と始めやすいですよ。
ネットとPCがあれば在宅でできるからです!
まとめ(50年の住宅ローンがついにネット銀行で開始!【ぶっちゃけやばい?失敗しない対策3選】)
結論、50年の住宅ローンは上手く活用すればありです。
ただ、メリットとデメリットをちゃんと知っておくべきでしたね。
主なメリットは、下記のとおり。
✓毎月の返済額が下がる【マイホームの選択肢が増える】
✓住宅ローンの審査に通りやすくなる
✓団信に長く入れる
主なデメリットは、下記のとおり。
✓総返済額が高くなる
✓残債割れのリスクが高まる
✓定年後も返済することになるかもしれない
デメリットへの対策は、下記の3つでした。
①【最重要】買うなら資産価値の落ちないマンション
②35年ローンとの差額で資産形成をする
③稼ぐスキルを高める【副業からスタート】
以上、あなたの資産形成の参考になればうれしいです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いた人
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