老後破産に要注意！50年ローンのデメリット3選

20代は、年収がまだまだ少ない時期です。

20代でローンを組むとなると、50年ローンも考えなくてはなりません。

しかし、50年ローンにはおおきなデメリットがあることを知っていますか？

50年ローンの3つのデメリットを知らないと、

• 1000万円以上の利息を払う事になるかも・・・
• 転職したくても、住宅ローンのせいで転職できないかも・・・。
• 定年退職後、住宅ローンで破産してしまうかも・・・。

やりたいことができない悲惨な未来が訪れてしまうかもしれません。

そんな悲惨な未来にならないためにも、

ファイナンシャルプランナーの資格を持つ筆者が、

50年ローンのデメリット3選を紹介します。

この記事を読むと、

50年ローンのデメリットを正しく理解でき、オトクに住宅ローンを組めるようになります。

35年ローンでは手が届かなかった、理想の住まいが手に入っちゃうかもしれませんよ。

50年ローンを組もうと思っているそこのあなたへ。

50年ローンのデメリットをしっかり理解してローンを組みましょう。

50年ローンの3つのデメリット

50年ローンには、以下のデメリットがあります。

恐ろしいワードばかりですね・・・。

50年ローンは一か月あたりの支払い額が減るため、オトクに見えがちです。

しかしデメリットを理解していおかないと、破産の恐れがあります。

貴重な20代を住宅ローンで台無しにならなように、デメリットしっかりおさえましょう！

利息は35年ローンの〇倍！？

50年ローンは借入期間が長い分、利息が増えてしまうデメリットがあります。

なぜなら期間が長くなればなるほど複利が効くからです。

（インデックス投資といっしょですね）

ではどのくらい、利息が増えてしまうのでしょうか。

50年ローンと35年ローンを比較してみましょう。

4000万円の住宅ローンを支払うとなると、、、

なんと！！

支払い利息は、35年ローンの2倍以上になっています！

その差は1,000万円もあります。

このように50年ローンは金利が効いてしまい、支払利息が増えてしまうデメリットがあります。

50年ローンのせいで定年退職後にはローン破産も・・・

50年ローンは、老後破産がおきやすいローンになります。

なぜなら、定年退職後も少ない収入でローンの支払いに追われるからです。

定年退職後は、年金と退職金で生活費を賄います。

しかし、終身雇用の崩壊や老後2000万円問題が叫ばれているニッポン。

果たして本当に、年金と退職金で住宅ローンを完済できるのでしょうか。

もしあなたが、25歳で50年ローンを組むと、、

月額約10万円の支払いとなります。

65歳で定年退職して75歳までの10年間、ローンを返済すると

月10万円×12か月×10年間

1200万円を用意しなくてはなりません。

もし退職金をもらえなかったら、、

恐ろしい結末を迎えてしまうでしょう。

50年ローンは、定年退職後もローンの支払いに追われるので、破産しやすいのです。

転職に出産にライフスタイルが変わりやすい20代

20代で50年ローンを組むと、

キャリアにプライベートに自分のやりたいことができなくなるデメリットがあります。

なぜなら20代は、転職・結婚・出産・転勤といったライフスタイルが変わりやすい時期だからです。

50年ローンが足かせになり、転職や出産がしづらくなってしまいます。

もしあなたが、web系の仕事に転職したいとしましょう。

web系の会社に転職するとなると、プログラミングスクールで勉強しなくてはなりません。

プログラミングスクールに通うには、年間100万円かかります。

しかし、あなたには50年ローンがまだまだ残っています。

ローンの支払いに、プログラミングスクールの支払いはなかなか厳しいでしょう。

また、こどもが増えるとなると奥さんは仕事を一時的にやめなければなりません。

その間は旦那さんのお給料のみで、50年ローンを支払わなければなりません。

このように、20代はライフスタイルが変わりやすい時期です。

お金がかかる時期に、住宅ローンの支払いを第一優先にしなくてはなりません。

50年ローンが原因で、やりたいことができなくなるデメリットがあります。　

50年ローンの2つのメリット

デメリットが強烈すぎて、そう思っちゃいますよね・・・。

50年ローンにももちろんメリットがあるのでご安心を。

金銭的にオトクそうなメリットですね。

50年ローンは20代の貴重な時期を、

住宅ローンに投資することになります。

メリットを理解して、理想のおうちをゲットしちゃいましょう。

月々の返済額を減らせる

50年ローンには、月々の返済額を減らせるおおきなメリットがあります。

支払い期間を長くする分、1年あたり、1か月あたりの金額を減らせるからです。

分割払いをイメージするとわかりやすいです。

60,000円のお財布を1年（12か月）で分割すると、、

1か月あたり5,000円の支払いになります。

では、2年（24か月）で分割すると、、、

1か月あたり2,500円の支払いになります。

このように50年ローンは時間を味方につけ、1か月あたりの支払いを減らせるおおきなメリットがあります。

高額ローンを組みやすくなる

50年ローンでは、高額ローンを組みやすくなります。

その理由は、1か月あたりの返済負担率を下げることができるからです。

（返済負担率とは、あなたの年収に対し住宅ローンの支払いがどのくらい占めているかの割合のこと）

住宅ローンの審査では、返済負担率が重要な項目となっています。

先述した通り、50年ローンは1か月あたりのローン支払い額を減らせます。

ということは、、、

返済負担率も下げることができるのです。

（1か月あたりの支払額が減れば減るほど、返済負担率は0％に近づきますもんね。）

返済負担率の理想は20％～25％と言われています。

35年ローンでは手が届かなかった住まいが、

50年ローンではあなたのものになるのです。

時間を味方につけて、理想の住まいをゲットしちゃいましょう。

50年ローンデメリット＆メリットまとめ

50年ローンのデメリットをきちんと理解しておかないと、

貴重な20代を住宅ローンで無駄にしまう。

定年退職後に、ローン破産してしまう。

恐ろしい未来になってしまいます。

しかし、50年ローンにもメリットがあります。

時間を味方につけて、35年ローンでは手が届かなかった住まいを

ゲットできるのです。

おうち選びは、きちんとメリット＆デメリットを理解することが大切です。

では、50年ローンの審査を通過するにはどうすればよいか。

それは、金融機関の心理を理解することです。

50年ローンを考えるほど、住まい選びに熱心なあなたには、下記の記事がおすすめです。

住宅ローンの審査に通過するには、金融機関のきもち・心理を理解することが大切です。

あいての心理を理解して、理想のすまい探しに一歩近づきましょう。