最近、生命保険の見直しをしようと思ってるんだけど、正直どの保険がいいのか種類が多すぎてわからないんだよなぁ...
生命保険を使った資産形成で失敗しない方法が知りたいな。
こんな疑問や悩みに応える記事です。
生命保険は国内に約40社、商品数も種類も多すぎです。
そんな中から選ぶなんて、時間がどれだけあっても足りません。
そこで、今回は結論と理由をギュッとしぼって解説します。
実にシンプル!
この記事を読んでわかることは、下記のとおりです。
✓入っておくべき生命保険
✓入る必要のない生命保険
✓生命保険の代わりになる資産形成
僕自身、生命保険代理店で個人営業を約15年間しています。
なので、けっこう信ぴょう性があるかなと。
保険会社のホームページは、だいたいこんな感じです。
✓専門用語が多くわかりにくい
✓保険会社寄りの情報が多い
今回は、わかりやすく公平な立場から、記事にしています。
保険営業マンが話さない真実をお伝えしますので、必ず最後まで読んでくださいね!
- 1. 【結論】最低限入っておくべき保険は30代で子育て世帯なら収入保障保険だけ
- 1.1. 収入保障保険とは
- 1.2. なぜ、収入保障保険なのか?
- 1.2.1. 合理的な保障だから安い
- 1.2.2. 掛け捨てだから安い
- 2. ほとんどの生命保険がいらない理由とは
- 2.1. 公的保険が最強だから
- 2.2. 保険会社の発信する情報は偏りがあるから
- 2.3. どうしても生命保険に入るべきか悩むなら、都道府県民共済
- 3. 生命保険の中でも特に貯蓄型保険がいらない理由とは?
- 3.1. 中身は割高な投資信託だから
- 3.1.1. 資金拘束が長い割に利率が低い
- 3.1.2. 「積立利率」や「予定利率」に騙されている
- 3.2. 節税効果が低いから
- 3.3. 保障が手薄だから
- 4. 生命保険で資産形成をするなら不動産投資
- 5. まとめ(最低限入っておくべき保険は30代で子育て世帯なら収入保障保険だけ)
【結論】最低限入っておくべき保険は30代で子育て世帯なら収入保障保険だけ
結論、30代で子育て世帯なら収入保障保険だけは入るべきです。
もし、あなたが下記の場合は、ぶっちゃけ何も入らなくてもOKです。
✓子どもがいない
✓生活費の半年分は貯蓄がある
なぜなら、生命保険の必要性がめちゃくちゃ低いからです。
順番に解説しますね。
収入保障保険とは
収入保障保険とは、こんな保険です。
✓自分(夫)が亡くなった場合に、奥さんにお金が入る
✓いくら入るのかは、契約時に決めておく【例 毎月10万円】
✓いつまで入るのかも、契約時に決めておく【例 20年間】
例えば、あなたが下記の契約をした場合です。
✓あなた(夫)が契約者、受取人が奥さん
✓あなた(夫)が亡くなった場合に、奥さんへ毎月10万円が入る契約
✓あなた(夫)が亡くなった場合に、奥さんが20年間受け取れる契約
契約後、仮に2年後にあなたが不幸にも若くして、亡くなられたとします。
この場合、下記の金額が受け取れる計算です。
毎月10万円×12ヵ月(1年分)×18年間=2,160万円
大きいですよね!
あなたが会社員なら、おそらく厚生年金に入っているので、奥さんは下記も受け取れます。
✓遺族基礎年金
✓遺族厚生年金
ただし、遺族年金だけでは正直、残された奥さんやお子さんの今後の生活費が苦しいはず。
だから、足りない分を収入保障保険で賄う事で、万一の場合、お金の面で安心!
ってことなんです。
なぜ、収入保障保険なのか?
結論、理由は下記の2つです。
✓保障が合理的で安い
✓掛け捨てだから安い
とにかく収入保障保険はコスパ最強なんです!
合理的な保障だから安い
一般的に、大きな生命保険が必要なのは、お子さんが大学を卒業するまで。
あなたがずっと健康なら、お子さんも年をとるので、必要な保障額はどんどん下がります。
その分、保障額される額もどんどん下がるので、掛け金が安くできるんです。
掛け捨てだから安い
収入保障保険は、掛け捨てだから安いんです。
保険会社にもよりますが、30代男性なら、せいぜい月3,000円位で入れます。
ほとんどの生命保険がいらない理由とは
結論、下記の理由です。
✓公的保険が最強だから
✓保険会社の発信する情報は偏りがあるから
✓どうしても生命保険に入るべきか悩むなら都道府県民共済から
順番に解説しますね。
公的保険が最強だから
結論、公的保険が最強です。
理由は、下記のとおり。
✓医療費は原則3割負担
✓1ヵ月にかかる医療費は上限がある(高額療養費制度)
例えば、医療費が100万円かかった場合。
そのうち窓口で払うのは、3割なので30万円。
ただし、1ヵ月にかかる医療費は上限があるんですね。
✓年収約770万円までなら、約10万円まで
✓年収約1,160万円までなら、約20万円まで
仮に年収770万円までなら、1カ月の医療費の上限はざっくり10万円程度。
残りの約20万円は後で返ってくるんです。
高額療養費制度がある限り、民間の生命保険(医療保険)の必要性は実はかなり低いんです!
(※差額ベッド代や食事代は医療費に含まれませんので、ご注意下さい!)
- まずは公的保険の保障内容を知る
- 貯蓄で賄えそうかを検討する
ある程度の貯蓄があるのなら、医療保険の必要性はほぼありません。
保険会社の発信する情報は偏りがあるから
前述のとおり、あまり医療費がかからない、と伝えました。
ここで、保険営業マンの必殺トークが炸裂します。
お客様、先進医療ってご存じですか?先進医療とは健康保険が効かない治療なんです。
先進医療に使える保険に入っておかないと、なかには、何百万円もかかる治療が受けられない可能性もあるので、ぜひ入っておくべきです!
こんな感じですかね。
もし、こんなトークをされたら、逆にこんな感じで返しちゃってください!
先進医療は、年間にどの位の患者さんが実際に受けてるんですか?
結論、先進医療を受けた患者さんは最近では、かなり少ないです。
✓2020年以降、かなり減少
✓2021年に実施された先進医療のうち、平均200万円以上の技術は全体の2割弱
日本経済新聞 「先進医療、高額と限らず 費用「30万円未満」が4割強」https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD031VR0T00C22A8000000/?n_cid=SNSTW001&n_tw=1660378532
日本経済新聞 「先進医療、高額と限らず 費用「30万円未満」が4割強」https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD031VR0T00C22A8000000/?n_cid=SNSTW001&n_tw=1660378532
めちゃくちゃレアケースな状況を、誇張して話す保険営業マンには要注意です!
先進医療は一例ですが、保険会社の発信する情報には偏りがある、と疑いを常にもってください!
どうしても生命保険に入るべきか悩むなら、都道府県民共済
あなたがどうしても、下記のようなら、都道府県民共済から検討してください。
✓先進医療の保障がないと不安
✓いくら貯金が生活費の半年分あるといっても不安
おそらくほとんどの保険営業マンは言いません。
なぜなら、自分達の利益にはならないから。
営利目的ではないので、都道府県民共済はかなり安いです。
割戻金といって、年に1回、掛け金の少しは戻ってくるのもいい点。
若い30代の女性で、ガンが心配!とかなら、都道府県民共済にもガンの保障はあります。
まず、こちらをご検討ください!
生命保険の中でも特に貯蓄型保険がいらない理由とは?
これからの資産形成には保険はどうなの?
と悩む方に、結論、貯蓄型保険には絶対に入っていけません。
最近、銀行の利率も低いですよね。保険での資産形成を考えてみませんか?
銀行にお金を預けるよりも、金利はいいですし、保障もつきますよ!
いわゆる外貨(ドル建)保険の提案です。
下記は、似たような貯蓄型保険です。
✓個人年金保険
✓養老保険
✓終身保険
✓学資保険
✓ドル建て終身保険
✓ドル建て変額保険
結論、全て不要です。
理由を解説しますね。
中身は割高な投資信託だから
「銀行より金利がいい」
確かにそうかもしれません。
ただ、下記2点が明らかにおかしいんです。
✓資金拘束が長い割に利率が低い
✓「積立利率」や「予定利率」に騙されている
これが実態なのです。僕も勉強して知った時は、驚きでした!
資金拘束が長い割に利率が低い
10年以内に解約すると、元本が割れる(損する)。
こんなのはザラです。
そして、15年以上かけたとしても、たいした利率にはなりません。
元本以上になる!って言っても、インフレに負けてしまうリスクもあります。
なら、最初から素直に手数料の低い投資信託をするべき、です。
「積立利率」や「予定利率」に騙されている
「積立利率2.5%」とか「予定利率2.5%」なら、割と金利はいいんじゃない?
と思うはずです。
ただし、この「積立利率」や「予定利率」で運用されているのは、あくまで支払った保険料の一部なんです。
保険営業マンが、言う訳がありません!
もっというと、この事実を知らない保険営業マンでもいるのではないでしょうか?
結論、手数料がめちゃくちゃ割高なのは事実です。
節税効果が低いから
結論、たいした節税効果はありません。
例えば、個人年金保険に加入して、個人年金保険料控除を受けるとこんな感じです。
所得税は40,000円×10%=4,000円
住民税は28,000円×10%=2,800円
合計 6,800円
1年間の節税額は、たったの6,800円です。
保障が手薄だから
貯蓄型保険は、一般的に高額な割に保障が手薄です。
✓万一の場合のご家族の生活費
✓万一の場合のお子さんの教育資金
をカバーするには完全に不向き。
こういった保障は、前述のとおり、収入保障保険でカバーするべきです。
貯蓄型保険にすでに入ってしまってるんだよ...
という方はまだかけた期間がまだ長くないのなら、解約を検討してみてください!
生命保険で資産形成をするなら不動産投資
貯蓄型保険は割に合わないのはわかったよ..でも、将来の資産形成に何かいい方法はないの?
前述のとおり、資産形成をするうえで、生命保険は割に合わないうえ、インフレにも弱い特性があります。
そこで、下記の方法です。
✓収入保障保険を生命保険の軸とする
✓資産形成としては不動産投資を活用する
簡単に解説します。
不動産投資が保険の機能するのは、ローンを組む時に団体信用生命保険に加入するから。
団体信用生命保険とは、こんな保険です。
例えば、あなたが不動産を購入してローンの返済期間中に、万一の事があったとします。
残りのローンの残債は保険会社が支払う事で、不動産はご家族に無借金状態で残せる。
不動産投資のメリットは下記のとおり。
✓インフレに強い
✓ローンの残債が無くなれば、家賃が年金のように入る
将来の資産形成になりますね。
勿論、下記のような注意点もあります。
✓空室リスク
✓金利が上がるリスク
✓物件の価格が下がるリスク
ただ、これらのリスクを抑えるため、下記で解消します。
✓入居需要が高く、空室率の低い物件
✓資産価値が高く、高値売却できる物件
✓長い年数で継続的に家賃を受け取れる物件
ちなみに、下記は東京23区内の単身者の人口予測です。
東京都総務局統計部 sy19ra0801.xls (live.com)
今後も人口は増える傾向なので、単身者の需要は十分あります。
都心の好立地であれば、ワンルームマンションの価格も下がるリスクは少ないはずです。
ちなみに、自己資金0円でも融資を受ける事も可能です。
僕なら、都心の好立地の不動産投資を検討します!
まとめ(最低限入っておくべき保険は30代で子育て世帯なら収入保障保険だけ)
この記事をまとめます。
生命保険はたくさんありますが、下記で判断すると良いです。
30代で子育て世帯なら収入保障保険は入っておくべき。
下記であれば、何も入らなくてもOK。
✓子どもがいない
✓生活費の半年分は貯蓄がある
それでも、どうしても生命保険に入るべきか悩むなら、都道府県民共済を検討したらOK!
資産形成をするのなら、貯蓄型保険ではなく不動産投資。
その場合、下記のような都心のワンルーム。好立地。
✓入居需要が高く、空室率の低い物件
✓資産価値が高く、高値売却できる物件
✓長い年数で継続的に家賃を受け取れる物件
以上、あなたの参考になれば幸いです!
最後まで、ご覧いただき、ありがとうございました!
この記事を書いた人
最新の投稿
- 2023.09.06資産形成50年の住宅ローンがついにネット銀行で開始!【ぶっちゃけやばい?失敗しない対策3選】
- 2023.08.08資産形成武蔵小杉のタワマンで浸水したのはどこ?【タワマンを無知で買った最悪のシナリオ】
- 2023.07.16資産形成みなとみらいのタワマン7選!成功者しか住めない実態を調べてみた!
- 2023.06.27資産形成東京海上が保険料の調整でカルテルの疑い?今後の業績への影響は深刻か?