先日主人が「草野球チームの〇〇君が賃貸の保証会社の審査に落ちたって撃沈してた」と心配していました。

賃貸契約をするのに「保証会社の審査を通過できるか」は、これから物件に住めるかを左右する非常に大きな問題らしいですが、一体どんなことがあって審査に落ちたのだろう?と私もとても心配になりました。

そして、いずれ不動産投資をしてみたいと考える筆者にとっても、「保証会社の審査基準や内容を知っておく必要があるな」と調べてみることに。

ホイ子

30代、2児の母。結婚出産を機に資産形成について日々勉強中。

今回は、賃貸契約をするのに「保証会社の審査に落ちた場合にはどうなるのか?」「そして落ちてしまったらどうすればよいのか?」を探っていきたいと思います。

どうなる?保証会社の審査に落ちた場合の影響

賃貸保証会社の審査に落ちると、賃貸契約が成立しない可能性が極めて高くなります。

賃貸保証会社は、家賃を滞納した場合や退去時の修繕費用など、賃貸住宅にかかるトラブルに対する保証を提供するための会社です。

審査に落ちてしまうと、これから住む上で十分な保証が得られないため大家さんや不動産会社からも入居のお断りが入ることが十分に想定できますね。

審査に落ちた理由は教えてもらえない

「なぜ自分は審査で落とされたのか…」が、とても気になるところですが、審査を通過できなかった理由は大抵の場合教えてもらえません。

不動産会社や大家さんから電話口で「審査に落ちました。入居は見送らせてもらいます。」と一言伝えられるのが一般的です。

理由を教えてもらえない理由には「個人情報の観点で不動産会社や大家さんも理由を教えてもらっていない」ことが考えられます。

ホイ子

落ちた理由がわからないのは悶々としますね‥一体どうすればよいのでしょうか?

保証会社審査に落ちる人の特徴

審査に落ちた実際の理由を知ることはできませんが、保証会社から落とされる人にはある特徴があります。

他人に不動産を貸して収入を得る不動産会社や大家さんにとって最も困るのは家賃を払ってもらえないことです。

すなわち、家賃滞納の可能性を秘める人物は審査に通りにくくなります。

以下で詳しくみていきましょう。

収入が足りないもしくは不安定である

一般的に収入に対する家賃の割合は3割が最適と言われています。

具体的には、月20万円の手取り収入がある場合に借りられる家賃の上限は約6万円という計算です。

また、月によって収入にばらつきがある人は審査で落とされる可能性が高くなります。

さらに契約社員やアルバイト雇用の場合は、いつ契約を打ち切られてもおかしくないという観点から審査が厳し目になることがあります。

家賃の滞納歴がある

安定した収入があっても過去に家賃の滞納歴がある場合には、審査通過が難しくなります。

不動産会社や大家さんにとって最悪の事態は家賃を払ってもらえないことです。

「うちで同じことをされては困る」と、家賃滞納歴がある人は審査に落とされる可能性が非常に高いでしょう。

信用情報に問題がある

信用情報とは、クレジットカードの支払い履歴や借金の有無など過去にどのような取り引きがあったかを「事故情報」として登録した個人情報のことです。

カードの滞納歴があったり、自己破産をした経歴があると信用情報機関に登録され審査にはかなり不利になります。

事故情報には登録期間があり、滞納や借金を繰り返さない限り情報は削除されていきますが、大きな事故歴ほど履歴は消えにくくなります。

職業の印象が良くない

水商売やサラ金屋など、世間的にあまり印象のよくない職業の場合、審査に落ちてしまうこともあります。

不動産に常に入居者を確保するためには、世間的な印象が非常に大切です。

万が一周囲に「反社会的組織の人が住んでいる」なんて知れ渡ると不動産会社や大家さんに「どうにかしてほしい」と苦情が入る可能性があるのです。

賃貸保証会社に落ちた場合の対応法

では、万が一保証会社の審査に落ちてしまった場合にはどうすればよいのでしょうか?

どんな人でも住む場所の確保は必須になるので、対応方法をみていきましょう。

ホイ子

賃貸契約は手続きに時間が掛かります!落ち込んでいる暇はないですよ!?

自分にとって最低ラインギリギリの物件を選んでもらう

もし、審査に落ちてしまった場合にも選ぶ物件のクオリティーを落とせば審査に通る場合があります。

自分にとってどうしても譲れないポイントを絞りに絞って、最低ラインの物件を選んでもらうようにしましょう。

「駅チカを断念したら家賃が下がった」なんてことも考えられるため、自分にとってギリギリラインの物件を選択すると審査に通る確率も上がります。

ホイ子

少し見直すだけで審査に通る人もいそうですね!

保証会社を通さない物件を選ぶ

物件を探す際に「保証会社を通していない物件を探す」という手段もあります。

すなわち不動産会社や大家さんがあなたを直接審査して契約するかを決めている物件です。

保証会社の審査は「他人の物件を保証している」という責任感に元でおこなわれるので、少々審査が厳し目の傾向にあります。

ただ、保証会社でなくても収入や滞納歴など「見るところはある程度同じ」であることは覚悟しておきましょう。

心配なし!審査を通過する人の特徴

続いて、審査に落ちない人にも特徴があります。

これから審査を通過するためにも、ラクラク賃貸契約ができる人のポイントを抑えておきましょう。

同じ勤務先で1年以上勤務している

同じ勤務先で1年以上継続して働いている人は審査に通りやすくなります。

数ヶ月間の間に職業がコロコロ変わる人は収入の安定性が見込めないうえに、「いつ収入が途絶えるかわからない」という不安がつきまといます。

同じ場所でコツコツ勤務している人ほど、保証会社からの信用度も高くなります。

収入が審査基準を超えている

一般的に収入に対する家賃の割合は3割が最適と言われています。

世間には正社員の人だけでなく、自分で会社を経営する人や個人事業主も存在します。

絶対的に収入が保証されている訳でなくても、雇用形態がどうであれ家賃支払いに十分な収入があれば、おのずと審査は通りやすくなります。

審査に落ちないために!今すぐできる改善策

審査に落ちない方法があるなら是非試してみたいですよね!?

「これをすれば絶対に落ちない」というわけではありませんが、「クレジットカードの滞納歴を確認し解消しておく」「何事も滞納しない習慣を付ける」など今すぐできることもあります。

直接審査に関係無さそうなことでも、賃貸契約は信用第一の取り引きです。

「この人に住んでもらいたいな」と思ってもらえる人格づくりが何より重要となってくるので、自分の普段の振る舞いを少し振り返ってみましょう。

すぐに改善できない!なるべく審査を通りやすくするには?

「収入を大幅に増やさなければならない」「自己破産歴がある」と言った今すぐにはどうしようもない問題を抱える場合もあるでしょう。

そんな時は「包み隠さず不動産会社に話す」ことを徹底させましょう。

一人であれこれ悩んでいると物件を選ぶ効率も悪くなりますが、物件探しのプロは自分では到底見つけることのできなかった不動産をサラッと探し当てることもあります。

さらに「こんな条件なら大丈夫ですよ」と逆に提案を持ち掛けてくれることも期待できます。

また、保証会社はいくつか存在するため、審査に通りやすい会社を選んでもらったり、一度落ちた場合でも違う保証会社を紹介してもらうことも可能です。

一人で解決しようとせずに不動産会社と二人三脚の物件探しが、賃貸契約の一番の近道となるでしょう。

効率よく物件を探すために

せっかく色んな物件を見て回ってやっとの想いで決めた物件なのに、審査で落とされるなんてこれ以上悲しいことはありません。

そうならないためにも、物件を決める前に以下のことを実施してみましょう。

物件探しの前にするべきこと

  • 自分に見合った家賃はいくらかシミュレーションする
  • クレジットカードの滞納はできる限り精算しておく
  • 物件探しでどうしても外せないポイントを書き出しておく

審査に落ちた理由を探ることはできませんが、審査に向けてできることをしっかりと準備して物件探しに挑みましょう。

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