昨年末ごろから、不動産会社のBLAZE社で購入した物件の家賃が支払われないという声がSNSなどで上がっていたようです。

決して安いとは言えない不動産でこのようなトラブルは何としてでも避けたいですよね。

いったい何が起こっていたのか、トラブルを避けるためにはどうすれば良いのか、調べてみました。

善良な投資家から資金を搾取するなんて許せない...

BLAZE社による家賃未納問題の経緯

サブリースの仕組み

BLAZE社は、都内で不動産管理業を営む企業です。

もとはReVie社という不動産会社のグループ会社で、ReVie社が販売するワンルームマンションのサブリース契約を担っていました。

簡単にいうと、入居者とオーナーの間に入って家賃の支払いなどの手続きを代行してくれる役割のことです。

しかし、2022年末ごろから、家賃未納が相次ぎ、不動産業界を騒がせる事態となりました。

ReVie社が販売する不動産を購入したオーナーから、「家賃が振り込まれない」という声が相次ぎ、またBLAZE社へ問い合わせをしても音信不通という状況が続いたそうです。

実際には、BLAZE社が入居者から受け取る家賃は、オーナーへ支払う家賃よりも安くなっており、「逆ザヤ」と呼ばれる状態になっていたようです。

まるではじめからオーナーへ家賃を支払う気がなかったのではないかと思うと、かなり悪質な問題ですね...。

BLAZE社は倒産?業務停止命令を受けていた

家賃未納問題で不動産業界を騒がせたBLAZE社ですが、今年の3月に業務停止命令を受けていました。

特定転貸事業者に対する処分について(国土交通省関東地方整備局のリリース)

事実上の倒産と言えるのかもしれませんので、鉄槌が下ったことにまずは安心しました。

ただし、オーナーからすると、BLAZEが担っていた入居者との賃貸契約を結び直す必要があります。

また、入居者がすでにBLAZE社に支払っている敷金などの費用が返ってこないため、これらをオーナーが負担する必要があり、爪痕は残りそうです。

サブリース契約は危険なのか?気を付けるべきポイントは

BLAZE社による家賃未納問題では、サブリース契約が問題となりました。

サブリース契約とは、不動産オーナーが不動産仲介業者に不動産を預け、仲介業者が入居者を募り、家賃を集金して、オーナーに渡すという形式の契約です。

サブリース契約は、オーナーにとっては、管理の手間を抑えられるというメリットがあります。

一方で、リスクが伴う契約でもあります。

特に、不動産会社が信用できない場合は、サブリース契約を結ぶことで、今回のような大きなトラブルを引き起こすことがあるため、注意が必要です。

まず、サブリース契約を結ぶ前に、不動産会社の信頼性を確認することが重要です。

不動産会社の選び方については後述しますが、信頼できる会社を選ぶことで、トラブルを未然に防ぐことができます。

また、サブリース契約を結ぶ際には、契約書の内容をよく確認することが大切です。

契約書には、入居期間や更新の可否、敷金や礼金の扱いなど、様々な事項が記載されています。

契約書をしっかりと読み、納得した上でサインすることで、トラブルを回避することができます。

信頼できる不動産会社の選び方

信頼できる不動産会社を選ぶためには、以下のポイントを確認しましょう。

  • 不動産会社が所属する団体や組合に加盟しているか
  • 不動産会社の実績や評判を調べる
  • 不動産会社の営業スタッフや管理者の対応
  • 不動産会社が取り扱っている物件の質や種類を確認
  • 契約書の内容もしっかりと確認する

まず、団体や組合に加盟している不動産会社は、業界団体の規約に基づく適正な取引を行うことが求められており、信頼性が高いと言えます。

また、不動産会社の実績や評判を調べることも大切です。

実績が豊富で、多くのお客様から高い評価を得ている会社は、信頼性が高いと考えられます。

口コミサイトやSNSなどを活用して、不動産会社の評判を調べることができます。

さらに、営業スタッフや管理者の対応も重要です。

契約時の対応やトラブル時の対応など、スムーズかつ丁寧な対応を行ってくれる会社を選ぶことが望ましいです。

また、不動産会社が取り扱っている物件の質や種類を確認することが大切です。

その地域の家賃相場に比べて、高額の家賃を期待できる場合は注意が必要です。

甘い話には必ず裏があります。

最後に、契約書の内容をしっかりと確認することが重要です。

契約書には、家賃や敷金・礼金、更新の可否など、多くの事項が記載されています。

しっかりと読み、納得した上で契約することで、トラブルを未然に防ぐことができます。

以上のポイントを踏まえ、信頼できる不動産会社を選ぶことで、安心して不動産取引を行いたいですね。

この記事を書いた人

ゆっけ
ゆっけ
・31歳男性
・大手メーカー勤務
・資産運用歴:5年
・FP3級
・趣味:ギター、美味しいお店巡り、サウナ

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