賃貸探しは好きですか?私は大好きです。
不動産サイトを見ているだけでもワクワクします。
物件探しは新しい住まいを見つけるための冒険で、自分の気に入った物件を見つける宝探しのようなもの。
いい物件を見つけたのに迷っているうちに他の人が契約してしまった。
すぐ問い合わせしたのに2番手と言われた。
せっかくいい宝を見つけたと思ったけれど「契約済み」「2番手」などと言われ、行く手を阻まれてしまうこともあります。
この2番手ってなんだろう?
当記事は、賃貸申し込みの2番手について解説していきます。
この記事を読むと以下のことがわかります。
- 賃貸申し込みの2番手を解説
- 2番手でもチャンスがある5つのケース
- おとり物件を回避する3つの方法
- 2番手になったときにおさえるべきポイント
- 2番手にならないための4つの法則
20代の頃は、更新を待たずに引っ越しを繰り返し色んな経験をしてきました。そんな引っ越しマスターのfujinaが解説します!
賃貸申し込みの2番手とは?
賃貸契約の流れを押さえて、2番手について詳しく知っていきましょう。
賃貸契約の流れ
賃貸契約は物件を借りるために不動産会社や大家さんに対して行う手続きです。
賃貸契約は上記の手順を踏んで手続きしていきます。
希望の部屋が見つかったといっても、すぐ契約できるわけではありません。
入居申込手続きや審査を踏んで問題なければ契約となります。
賃貸申込の「番手」とは?
1番手や2番手は、「STEP4 入居申込手続き」の優先順位を指す言葉です。
入居審査は原則早い者勝ちで申込書が大家さんに届いた順番になります。
先に申込手続きをした人=1番手
次に申込手続きをした人=2番手
となります。
さらにいれば3番手、4番手と続いていきます。
ホテルの予約で言うとキャンセル待ちのようなものです。
もし1番手に申し込んだ人の審査が通ったら、2番手以降は無効になってしまいます。
無効だなんて絶望的!諦めるしかないのか?
2番手と言われてもまだチャンスはあります!
2番手が逆転することはある
1番手がすでに、審査が通り「STEP6 契約」まで進んでしまえば、原則として2番手の受け付けは行いません。
2番手を受け付けているということは、まだチャンスがある状態です。
1番手が契約まで至らないケースもあるのです。
その時には2番手に審査がまわっていきます。
賃貸申し込みで2番手が逆転したケースを見ていきましょう。
※先行予約の注意点
賃貸契約の流れで説明すると「STEP2 問い合わせ」から「STEP6 契約」までを一気に完了させてしまうのが先行予約です。
先行予約は通常の契約と同じ扱いのため原則キャンセルできません。内見をせずに契約をするため、入居後に不満な点があってもキャンセルできないのです。
する場合には、違約金が発生する場合があります。
1番手がどういう状況かわかれば、2番手で申し込むか諦めるか判断できそうだけど・・・
個人情報などは教えてもらえませんが、1番手が申し込んだ時期や審査状況を確認してくれる場合もあります。不動産会社に聞いてみるのも手です。
賃貸申し込みが優先順位にならない2つの例外
同時審査が行われる場合
人気物件など希望者が多い募集の場合、一定の期間を決めて申し込みを行い、申し込んだ順に関係なく選別されます。
同時審査になるかどうかは不動産会社が教えてくれます。
先行申込で申し込んだ場合
先行申込とは、居住中、新築や改装中で内見ができない物件に、内見する前に入居申込書を提出することです。
先ほどの「先行契約」と違い、内見して気に入らなかった場合にキャンセルできます。
どちらも番手が関係ないため、書類の丁寧さや充実度、信用度が重視されます。
書類を不備なく仕上げておくことで、選ばれる可能性も高くなります。
賃貸申し込みの2番手は嘘?
2番手が嘘の場合もあります。
おとり物件といって、不動産会社が集客するために契約できない架空の物件を載せていることがあるのです。
いい物件を見つけて不動産会社に行ったら、「すでに成約済みです」「2番手になります」などと言われ、あまり希望ではない物件ばかりすすめられた、ということはありませんか?
こういった場合はおとり物件の罠の可能性があります。
集客のために契約できない物件を載せて、来店を促しあなたをキープしようとしているのです。
しかし、サイトの更新のタイミングによっては、すでに成約済みの物件が載っていることもあるので、罠とも限らない場合もあります。
本当にタッチの差で申し込みが入った場合や、成約済みになった物件を消し忘れていることもあります。
特に、1月~3月、9月~10月の賃貸がよく動く時期は、ほんとうに一瞬の差で成約済みになってしまうことが多々あります。
おとり物件なのか、不慮の状態なのか見分けが難しいところです。
安心してください。おとり物件を回避する方法はあります。
おとり物件を回避する3つの方法
内見は現地集合
おとり物件は実際にない物件や入居済みなので、内見できません。内見するときに、現地集合を提案し、断られた場合はおとり物件である可能性が高いです。
他の不動産でも扱っているか調べる
おとり物件の場合、複数の不動産会社が掲載することはまずありません。掲載元が1社ならおとり物件の可能性があります
複数の不動産会社に問い合わせる
広告をだしていない不動産会社でも空室状況は調べられます。ほかの不動産会社に問い合わせて、すでに申込が入っている物件ならおとり物件の可能性があります。
私は、20代の頃引っ越しを繰り返していたので、たくさんの不動産会社や担当さん、大家さんに出会いました。
全国各地にある大手不動産会社でも地域や店舗によってテイストが違います。
そんな私が、不動産会社や物件を探す上で、一番重要視していたことは自分との相性です。
経験上、聞いても明確な答えがない場合やすぐ停滞してしまう場合は、どんなにいい物件がそろっていようが、うまく行かないことが多くありました。
そんなときは不動産会社を変えたとたんにうまくいきました。
どんなところが合うのかは、人それぞれ違います。
コミュニケーションがスムーズにいく不動産会社を選びましょう。
少しでも違和感を感じたらおとり物件を回避する3つの方法を試してみてください。うまく回避していきましょう。
おさえるべきポイントと4つの法則
2番手で申込みしたときはひたすら1番手の審査を待つのみです。
契約できる可能性はあるとはいえ、確率は高いわけではありません。
待っている時間を無駄にしないように動き、準備をしっかりしておくことです。
2番手で申し込みをしたときにおさえるべきポイント
2番手で申し込んだときは以下を押さえておいてください。
ポイント
- 同時進行でほかの物件を探しておく
- 1番手の申込状況を聞き把握しておく
- 申込書類を準備しておく
- 申込書を不備なく記入しておく
2番手として申し込んだ場合は2つのメリットがあります。
同時進行で他の物件を探せる。
同じ建物で他の部屋が空いた場合は優先的に紹介してもらえる。
本当に気に入った物件なら2番手で申し込んで待ち、同時進行で他の物件を探しておくことが得策です。
ダメだった場合を想定してアクションしておくことが大事なのです。
より良い物件がみつかれば2番手の申し込みはキャンセルして他の物件に乗り換えましょう。
もちろん、2番手は諦めて申し込みはせず、他の物件を探す方法もあります。
以前、すごく気に入った物件があり「どうしても住みたい!」と2番手で申し込みました。待っている間に紹介してもらった物件が意外と良くて、あんなにこだわっていた2番手で申し込んだ物件がどうでもよくなりました。手に入らないと思うとよく見えてしまうマジックにかかってしまっていたかもしれません(笑)
2番手にならないための4つの法則
1 早めの情報収集とスピーディーな行動
引っ越し必要になったら物件情報を早めに収集しましょう。
気になる物件が見つかった場合は、すぐ問い合わせを行い当日もしくは翌日には内見を行いましょう。
内見で気に入ったら即申し込みが鉄則です。
入居審査は早い者勝ちです、良い物件が見つかったら内見、申込までスピーディーに行うことが得策です。
2 申込書の充実と丁寧な記入
書類不備や記入漏れ間違いは、2番手が逆転するケースのひとつでもあります。
申し込みの書類不足や記入不備で、審査に落とされて2番手に回ってしまう可能性があります。
必要書類を確実にそろえることと、記入書類には不備がないように丁寧にチェックが必要です。
せっかく見つけた宝を逃してしまうことになります。
3 不動産会社の信用を得るべし
不動産会社に行くときは、誠実な印象を見せることが大事です。
清潔感のある服装、身なりでいくことがアピールポイントとなります。
見た目の印象がいいと「良さそうな人」と大家さんに伝わり、入居審査に通りやすい傾向にあります。
無理な交渉をしたり、連絡がとれないなどがあると信用度が落ちてしまいます。
誠実な対応や話し方を心がけることで、自分を信用してもらうことが重要です。
また、信頼できる保証人を選定しておくことも信用度を上げるポイントになります。
4 物件選びには柔軟性と妥協も必要
希望する物件に固執するのではなく、ある程度の幅を持たせておくことも大事です。
正直、賃貸物件では自分の希望に全てが当てはまるものに巡り合えることは少ないです。
条件を整理し、ある程度の妥協ポイントを持っておいた方がいい物件と巡り合える確率が高くなります。
まとめ
賃貸探しはこれからの自分の生活の充実度を関わる大事な部分です。
なるべく条件がいいものを探したいですよね。
いい物件に出会うために、相性の合う不動産会社をみつけることも大事です。
人気のある地域や条件のいい物件はすぐ申し込みが入ってしまい「2番手」の申し込みといわれることも多いでしょう。
「2番手にならないための4つの法則」を参考に、素早く動いて1番手をゲットしまししょう。
もし、2番手になった場合でも逆転のチャンスはあります。
「2番手になったときのポイント」を押さえて行動することでまわってくる場合があります。
2番手になったときも慌てず楽しみながら物件探しをしていきましょう。
この記事を書いた人
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40代独身のスペシャリスト。
マンション購入を通して資産形成に興味を持ち勉強中。
積立NISA、貯蓄型外貨生命保険経験あり。
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