資産形成
Aさん

「何で今、積立nisaが良いの?」

Bさん

「初心者だけど積立nisaで資産運用できるの?」

Cさん

「積立nisaを始めたいけど、どの銘柄を選べばいい?」

Dさん

「組み合わせると良いって本当?」

それらの疑問に答えます!

この記事では、積立nisaがどんな制度なのか、そのメリットは何か、おすすめの銘柄は何か、注意点などについて書いていきます。  

積立nisa初心者の皆さんに読んでいただきたい内容となっています!

積立nisaってどういうもの?

・積立nisaとは!

積立nisa(つみたてNISA)は、投資を促すために国が用意した非課税制度です。国は、特に、小額からの長期・積立・分散投資について支援しています。積立nisaの対象商品は、公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)となっています。

  • 株式投資信託=約款上、株式の組み入れが可能な投資信託のこと
  • 公募株式投資信託=非上場の投資信託(一般的に投資信託と呼ばれているもの)
  • 上場株式投資信託=上場の投資信託(一般的にETFと呼ばれるもの)

*この記事では、公募株式投資信託のことを書いています。

ほったらかしでも大丈夫? 積立nisaのメリット!

①少額からでも運用可能な投資信託!

 積立nisaの商品は投資信託となっており、例えば100円からでも始めることができます。手軽に始められますね。

②投資信託の運用利益などが非課税!

 投資商品が値上がりした場合の運用利益が非課税となります。さらに、投資商品を持っている間に得た分配金と、値上がりした後に保有分を売却して得た利益も課税されないのです。これはありがたいですね。

③非課税投資枠は年間で最大40万円、保有期間は投資した年から最長20年間!

 積立nisaでは、毎年40万円までの投資信託を購入することができます。また、購入した投資信託を最長20年間保有することができます。なので、40万円を20年間投資し続ければ、40万円×20年間で最大800万円が非課税となります!

④分散投資によりリスクを分散できる!

 積立nisaは投資信託であり、その投資方法は分散投資となります。そうすると、投資によるリスクが分散されるため、初心者でも利用しやすいのです。

⑤自動積立ならほったらかしでも大丈夫!

 積立nisaの銘柄によっては自動で積立がされるものがあります。そのため、銘柄を選んだ後はある程度ほったらかしでも問題ありません。毎日、値動きを確認しなくてよいので煩わしくないですね。

なぜ今、積立nisaを始めるのが良いのか?

・2024年の制度改正について

2024年からNISAの制度が見直されて、新しいNISAが導入される予定です。

新しい積立nisaでは、非課税保有期間が無制限になり、年間投資枠は120万円に増えます。また、非課税保有限度額が1800万円に設定されています。

そうすると、2024年に始めればいいのでは?と思いますよね。

でも、それが違うのです!

2023年の今始めるとこんなメリットが!

現在の積立nisaの非課税措置は、新しいNISAの制度の外枠で適用されます。そのため、2023年に積立nisaを始めて40万円について非課税にした上で、さらに2024年以降は1800万円まで非課税にすることができます。

そうすると、2023年の今始めることによって、40万円+1800万円=1840万円まで非課税の対象となるのです。 なので、今から始めるのがお得なのです!!

資産形成

初心者におすすめの銘柄はこれ!

積立nisaの銘柄はどうやって選ぶの?

積立nisaの対象商品は、インデックス投資信託188本、アクティブ投資信託26本、ETF7本となっています。これだけあると、どの商品を選べばよいのかわからないですよね…。

 そこで、おすすめの銘柄を紹介する前に、銘柄を選ぶ際のポイントを見ていきましょう。

ポイント①:インデックス型かアクティブ型か

 投資信託には運用方針などの観点から2種類に分かれます。インデックス型とアクティブ型というものがあります。

 インデックス型は、日経平均株価などの指数に連動する投資信託です。そのため、銘柄は指数の構成に従っており、平均的なリターンを期待できます。また、手数料は低いです。

 これに対し、アクティブ型は、指数に捉われずに大きいリターンを目指す投資信託です。そのため、組入銘柄は運用会社により厳選されたものとなり、より大きなリターンを期待できます。ただし、手数料は高いです。

 インデックス型とアクティブ型のどちらが良いかは一概には言えません。ハイリスク・ハイリターンを狙いたい方であればアクティブ型がおすすめです。他方、リスクを抑えたい方であれば、インデックス型がおすすめです。

 ただ、初心者の場合、リスクを抑えたインデックス型を選ぶと大きな損失は出ないため、インデックス型がおすすめですよ!

ポイント②:手数料(信託報酬)がどのくらいか

 投資信託では手数料(信託報酬)がかかります。そして、手数料(信託報酬)は商品によって大きな差があります。そのため、手数料(信託報酬)がどの程度かかるのかに注目する必要があります。

手数料(信託報酬)は商品の保有期間中ずっとかかる費用なので、慎重に考えましょう!

ポイント③:投資対象をどのタイプにするか

 積立nisaの商品は大きく2つのタイプに分かれます。それが株式型とバランス型です。

 株式型は、国内外の株式を投資対象としています。基準価額の値動きが大きくなっており、元本割れのリスクも高いです。しかし、株価が上がれば大きな値上がり益を得ることができます。

 バランス型は、株式、債券、不動産など複数の資産を投資対象としています。バランス型の場合、手数料(信託報酬)が高かったり、基準価額の変動要因がわかりにくかったりします。しかし、リスク分散には適しており、また、自動でリバランス(商品割合が傾かないように売買して調整すること)をしてくれます。

 どちらがよいのかですが、リスク分散して安定的に投資したい方はバランス型が良いです。他方、少ない資金で大きいリターンが欲しい方には株式型が良いですね。

おすすめ銘柄3選!どれが最強?

ここからは、おすすめ銘柄として、松井証券、楽天証券、マネックス証券の3社でランキング上位に入った銘柄を3つ紹介していきます(2023年1月段階でのランキングです)。

*参照サイト:「つみたてNISAナビ」

 No.1 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

 投資対象は外国株式(先進国)で、その中でも米国の株式を主要な対象としています。運用手法はインデックスで、S&P500に連動する運用を行います。手数料(信託報酬)は0.9680%であり、同分類のファンドの中でも低いと言えます。この銘柄を取り扱っている金融機関は、SBI証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券などがあります。

 eMAXIS Slimシリーズは運用コストの低さを売りにしており、ラインナップも揃っています。長期投資の場合は運用コストの低さが味方となります。

 上記3社のそれぞれのランキングで1位となっており、現段階で最強の銘柄と言えるのではないでしょうか!

 No.2 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

 投資対象は外国株式(先進国)となっています。運用手法はインデックスで、MSCIAAC世界株式に連動する運用を行います。手数料(信託報酬)は0.11440%であり、こちらも同分類のファンドの中で低い水準です。この銘柄を取り扱っている金融機関は、SBI証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券などです。

 全世界株式は、安定している国内銘柄だけでなくリターンを期待できる新興国株式にも投資できます。そのため、投資家の間では人気があります。

 米国などに集中するのが怖い場合には、全世界株式をおすすめします!

 No.3 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)

 投資対象は外国株式(先進国)で、特に米国の株式が主要となっています。運用手法はインデックスで、CRSPUSトータル・マーケットに連動する運用を行います。手数料(信託報酬)は0.13200%となっています。こちらも十分に低いですね。この銘柄を取り扱っている金融機関は、SBI証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券などがあります。

 こちらは米国株式市場で投資可能な約4000銘柄に対して分散投資ができます。 米国株式でも特に分散投資したい方におすすめです!

銘柄を組み合わせる必要はある?

銘柄を組み合わせるメリットとしては、リスクを分散できることハイリターンを期待できることなどがあります。

 全世界株式を購入した場合、既にリスク分散ができているため、他の銘柄と組み合わせる必要性は低いです。ただ、ハイリターンを期待するのであれば、成長している新興国株式と組み合わせると良いです。

 国内株式を購入した場合はリスク分散の必要がありますので、先進国株式か全世界株式と組み合わせることをおすすめします!

ここに注意!元本割れのリスクも!

 積立nisa口座は1人1口座のみ開設できます。

 積立nisaで購入できる金額の上限が40万円ですが、その年の非課税投資枠の未使用分があっても、翌年以降に繰り越すことはできません。そのため、今年20万円分しか買っていないから、来年は残りの20万円分+40万円で60万円分を非課税で買えるということにはなりません。

 損失が出た場合でも、他の口座で持っている金融商品の配当金や売却によって得た利益との相殺はできません。たとえば、金融機関Aの口座で30万円の利益(+30万円)が出たが、金融機関Bの口座では10万円の損失(-10万円)が生じたという場合、30万円-10万円とすることはできないということです。30万円の利益と10万円の損失はそれぞれ別物であると考える必要があります。

 ・積立nisaで元本割れが生じると、運用益が非課税となるという制度の恩恵を受けられなくなります。そして、元本割れは一定の確率で発生しますので、その点には注意してください。

資産形成

初心者はインデックス型がおすすめ!

  • 積立nisaは分散投資でほったらかしできる
  • 2023年の今こそ初めどき
  • 初心者はリスクの低いインデックス型がおすすめ!
  • 銘柄を選ぶときは手数料(信託報酬)の高さ投資対象のタイプを見よう!
  • 組み合わせいらずの全世界株式がおすすめ!
  • 元本割れに注意

 初心者の方にはインデックス型がおすすめですが、最終的にはご自身に合った銘柄を選ぶのがよいですね。

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